土壌改良に籾殻堆肥!

籾殻は万能素材!?

土壌改良に、マルチに、肥料に、病害虫予防にと、なんにでも使えるモミガラ。もちろん微生物と相性がいいのもモミガラの特徴です。今年は年頭の目標に「微生物と仲良くして美味しい野菜を作る」と掲げたので、どんどん活用していきます!

土壌改良として堆肥にしてみる

実は私の周囲の農家さんたちは、籾殻を畑に投入しません。
理由は、固くて圃場に残るから。実際に知人が大量のもみ殻をもらったので、たっぷり入れたところ、2年たってもまだ籾殻が残っていたそうです。別の方の畑では、分解する微生物の多いようで固い籾殻を投入しても意外と早くなくなるという話も聞きました。土づくりの重要性がうかがえますね。
そこで、地力アップを狙って籾殻を土に還りやすいように少し発酵させてから菌と一緒に投入することを計画しました。

オリジナル籾殻堆肥づくり!

いろいろ調べてみたところ、籾殻堆肥にしている人は意外と多くいました。
参考にしつつオリジナル配合で籾殻堆肥を作ってみました。主原料となる籾殻と米ぬかと油粕を籾殻の半分ぐらい。発酵しやすいように「EM菌」と水でまんべんなく混ぜ合わせて袋につめます。EM菌は好気性の菌ではないので切り返しが必要ないそうです。日の当たらない容器に入れて発酵するだけ。手間いらずでいいですね♪

籾殻堆肥の仕上がりは?

1月に仕込みをしてそのまま3カ月放置。4月に開けてみると甘酸っぱいぬか床のような匂いがしていました。表面にはびっしりと白いカビが。この白いカビは土にとっては善玉菌みたいな働きをするので、沢山あっても問題ないそうです。緑のカビもちらほら見えるのが気になりますが、土にはものすごい量の菌が存在するのでこの程度であれば微々たるものかなと思い、気にしないことにしました。聞くところによると緑のカビがあると有機物の分解が早くなるそうです。有機物の分解が進めば、野菜が土中から養分を吸収する手助けにもなるだろうから問題はなさそう。作付けした野菜の根に悪い作用があったら次は改善することにします。
早速、2018年春夏野菜の作付け前に投入してみました!
まだ一ケ月も経ってないのでこれと言って土に変化は見られませんが、半期ごとに投入をしていこうと考えていますので、今後の様子も追記していきます。